「英語の文法は、中学レベルで充分」とよく言われており、実際スピーキングやライティングに比べて成長の早い分野です。
私も英文法を改めて勉強しようと思い立ち、こんな疑問が生まれました。
「文法の参考書は何を選べばいいの?」
「中学レベルで充分とはいうけど、基礎から上級まで使える文法書がいいな…」
そして悩んだ結果「総合英語Evergreen」を購入したのですが、さすが王道と言われるだけのこともあり、私の文法力は確実に上がりました。
そこで、今回の記事では
・文法書として優れている部分
・使ってみたリアルな感想
という観点からお話していきます。
すぐ読める内容となっていますので、文法書の購入で迷っている方は、ぜひ読んでいってくださいね!
Evergreen購入のきっかけはTOEIC
そもそも私が文法を勉強し直そうと思った理由は、TOEICのリーディングパートで悪いスコアを出したからです。
特に、文法力を試されるPart5.Part6はひどい有り様で、半分以上間違っていることもざらにありました。
私はワーキングホリデーで計2年間カナダとオーストラリアに住んでいたので、リスニングはけっこう得意でした。
また、長文読解問題がでるPart7も、普段から英語の本を読んでいるおかげかスコアは悪くなかったのです。
なので、Part5とPart6が完全に私のTOEICスコアを引き下げていました。
そのことから「文法の勉強をやりしてTOEICスコアと英語力どっちもあげてやらぁ…!!!」と心の底から決意。
勉強するにあたり、私の文法力はちぐはぐでした。
基礎をぜんぜん分かってないところもあれば、ハイレベルまで理解しているところもあるといった状態です。
そのため単純に中学レベルの文法書を買えば良かったわけではなく、基礎から上級までを網羅した一生使える文法書を選んだのです。
文法の克服は英語力を底上げする
文法の勉強は、英語力の総合的な向上につながります。
正直、英語を話すことや読むことに高い文法力は必要ありません。
だからこそ文法の勉強は疎かにされがちです。
しかし文法の勉強をさらっと流してしまうと、なんとなく理解していただけなのでいざ聞かれると答えられない事態や、ライティングのスキルが上がらない事態に陥ります。
なので、文法の勉強はしっかりとおこなっておく必要があるのです。
Evergreenを選んだ3つの理由
文法の参考書はたっくさんありますが、私は「総合英語Evergreen」を購入しました!
数ある文法本のなかから選んだ理由は3つあります。
Forest時代から実績のある本なので信用度が高い
Evergreenは、長年に渡り受験生に愛されてきた文法書「総合英語Forest」の後継版です。
Forestの初版が刊行されたのは1999年で、Evergreenはその特徴を引き継ぎつつ更にパワーアップして2017年に発売されました。
日本でおこなわれる試験英語は文法を重視しているわけですが、合格のために受験生が使っていたのがForestなんです。
そんな受験生に愛用されてきたのですから、本の実力は折り紙つきといっても過言ではありません。
一冊で文法を網羅的に勉強できる
一冊あれば文法のほぼすべてを網羅できるというのも大きなポイントです。
Evergreenは英文法の土台をすべて綺麗に収めており、基礎~ハイレベルまでカバーしています。
自分の学習レベルに合わせて、都度新しい参考書を購入する必要はありません。
文法が分からないときはこの一冊を見ればいい、というシンプルな使い方ができます。
基本編から応用編までの段階構成がわかりやすい
Evergreenでは根本的な理解を促すために、すべての章を基本~応用の段階に分けています。
細かな構成に分けられているのは、苦手な部分をより重点的に学べる仕組みです。
段階を追って勉強することで、自分がどこで躓いたのかがより明確になります。
「わかりやすさ」を徹底的に追求した構成になっているんですね。
買ってみた正直な感想
正直な感想として「本全体を通して丁寧な解説と、細かく章分けがされていてとても勉強しやすい!」と思いました。
基本~応用の段階ごとに勉強した結果、「あれ?ここから急によく分かんない…」と躓きポイントがわかり、苦手克服の糸口がつかめたのは大きかったです。
ところどころに復習用の問題があったり、説明文にはイメージを膨らませるイラストが添えられているので、理解を深める工夫がされていると感じます。
苦手部分を重点的に勉強したおかげか、Forestを1周したあとにTOEICの模擬問題を解いたところ正解率を上げることができました!
一方で、少し予想外だったのは見た目です。
手にしてみると思ったよりも分厚く、表紙がめちゃくちゃにキラキラしています。
持ち運びして勉強するには、重いし少々かさばるかなーと思います。
キラキラな表紙も綺麗なんですが、光に反射しまくるんじゃないかと思って外で取り出すのはなんとなく気が引けますね。
ですが、お家で勉強するには全然問題はありません。
薄すぎて情報量が足りていない文法書より、やっぱり大事なのは中身ですからね。
まとめ
今回は、英文法の参考書「総合英語Evergreen」について実体験をもとにお話しました。
まとめると、
・復習問題とイラスト効果で記憶に残りやすい学習法
・1冊で完結できる網羅性に優れた文法書
となります。
不変的は英文法は、良い文法書一冊あればずっと学習することができます。
Evergreenは質・量ともに長く愛用するにはぴったりなので、文法書に迷ったらぜひ購入してみてはいかがでしょうか。